京王線模倣犯の抑止に「クソコラ」が有効だといえる理由

京王線模倣犯の抑止に「クソコラ」が有効だといえる理由

画像はTwitterより

この事件に関して、記事を書くことはしないと決めていた。
何故なら、報道すること自体が犯人の思う壺であると考えていたからだ。

「模倣犯が出るのではないか」と警鐘を鳴らすことすら「模倣犯」を呼ぶ要因になると考えていた。
しかし、既に模倣犯が出てしまい、マスコミも報じているので、この記事を書くに至った。

今回の九州新幹線での事件が起きる前、一部マスコミもこのように報じ、報道が模倣犯の誕生を招くことを危惧する論調もあった↓↓↓

【繰り返し流される京王線車内、容疑者の映像…むしろ“承認欲求”を満たし、模倣犯を招くことになっていないか? https://times.abema.tv/articles/-/10004709

だが、ちゃんちゃらおかしいのは、このAbemaTVと同じ朝日系列の「羽鳥慎一のモーニングショー」が、一番模倣犯を招くような報道を行っていたことだ。



「ハロウィーンの夜 恐怖と混乱に陥れた事件」


何だこのフレーズと字体は。映画やドキュメンタリーのCMじゃないんだぞ。



仮に犯人がこの報道を見れたとしたらもうウハウハで犯罪者冥利に尽きるだろうし、こんなの見たら真似したくなる奴が出てくるに決まっているだろう。別に破滅願望のないお年頃の中学生ですら、心をくすぐられてしまうのではないか。

しかし、マスコミは100%報道をやめない。これからもこういった事件が起きるたび、面白おかしく恐怖心を煽るような報道を繰り返すことだろう。


何故なら、視聴率がとれるから


マスコミなんて所詮それしか考えていない。「模倣犯を招くのでは……?」という指摘でさえも、それが閲覧数を稼げるからやったに過ぎない。

騒ぎたてられることが確定しているなら、私達には何ができるのか。無視することが一番なのは確かだが、無視しようとマスコミの報道は止まらない。扇情的な報道は続き、次なる模倣犯の自己承認欲求をかきたてる。

そこで、私が有効であると考えるのが「クソコラ作戦」である。

「カッコいい」
「恐ろしい」


そんなイメージを大衆の力で埋もれさせてしまえばいいのだ。実際、ISが台頭した際に行われた「ISクソコラ選手権」はイスラム戦士のイメージを台無しにして9000億円ほどのネガキャン効果を生んだと言われている。

京王線の犯人の画像をよく見てほしい。ネット民の大好きな、典型的なチー牛が中途半端なコスプレをしてイキってタバコ吸うこの姿を!

故誰もイジらない?

ISも、北の将軍様も、東京都知事も、号泣議員も、自称全盲の音楽家も、史上最悪の独裁者のヒトラーおじさんすら、みんなみんなネタにしてきたではないか。

被害者に対して失礼だとか、不謹慎だとかいう指摘もあるかもしれないが、私は事件そのものをネタにしろと言っているのではない。

このクソダサチー牛ジョーカーをネタにすればいいと言っているのだ。

そもそも、被害者云々の話で言ったらISや北朝鮮、ナチス関連の方がよほど大量の被害者どころか死者が絡んでいる話であり不謹慎であろう。

先程取り上げたAbemaは

「被害者の苦しみにフォーカスを」京王線刺傷事件 “模倣犯”を生まないために…メディアがすべき報道(ABEMA TIMES)https://news.yahoo.co.jp/articles/80eeb4947e7408f06e22da77e742a0ae15cce896

などとアホなことを言っていたが、被害者の苦しみにフォーカスを当てたところで模倣犯が減るわけ無いだろう。
それはまともな、否、よほど清廉な心と倫理観を持った人間を対象にした場合しか意味がない。
24時間テレビなんかで人々に勇気を与えられると思っているような(実際はそんなことも考えちゃいないだろうが)マスコミらしいといえばらしいが。

そもそも、自分の不幸を他人に撒き散らしたくてやっている奴が、他人が不幸になっているさまを見て思いとどまるか?


逆だ。


今まで誰にも相手にされなかった自分が、誰かの人生を台無しにできるならと原動力にすらなってしまうだろう。

奴らのやる気を削ぐには、自己承認欲求を底辺の底辺までぶち落としてやるしかない。

自分が世間から嘲笑われる、路上に吐き捨てられたガム以下の存在だということをわからせてやるしかないのだ。


「ダサい」
「キモい」
「カッコ悪い」


とにかくネガティブなイメージを世間に浸透させる。いわゆる「炎上系」のような中途半端なイジりでは意味がない。こんなふうに扱われるのは死んでも御免だと思わせる程にしなければならない。

#チー牛ジョーカークソコラGP


とでもタグ付けして、クソコラを作りまくり、それがトレンドにでもなろうものなら、次なる模倣犯になるであろう者も自分のやろうとしていることが「ダサい」と自覚するのではないだろうか。

念の為言っておくが、この記事は先にあげた行為をすすめるものではないし「さぁ、クソコラを作ろう」と呼びかけているわけでもない。

あくまでも「有効なのではないか」と自分の意見を述べているに過ぎない。

過ぎないが、もし本当に実行しようとする方がいる場合のためにリスクについても一応記しておく。
筆者は法律家でもなんでもないので、保証はしない。
何度も言うがすすめている訳でもない。





まず、画像を使用することによる肖像権についてだ。
これについては殆ど心配することはないだろう。
これほど各メディアでもご尊顔が取り上げられ、ネット上に出回っているこの状況で、改めてそこを咎められる可能性というのは0に近い。


次に、名誉毀損や侮辱罪についてだ。
「キモい」「ダサい」「カッコ悪い」犯罪者に対してこういった感情を抱くのは当然であり、これをSNSで投稿しようと、咎められる可能性も0に近いだろう。

そしてそもそも、名誉毀損や侮辱罪については親告罪だ。
被害者本人が告訴しない限り罰されることはない。
まさか、本人が刑務所から告訴することもなかろうし、仮に告訴されたとしてもそれが認められる可能性も低いだろう。


最後に、これは一番現実的なリスクであるが過度な社会的制裁、ネットリンチは、判決時に情状酌量の余地を与える可能性があるということだ。
実際、池袋暴走事故では、飯塚幸三被告に対する脅迫や過剰なバッシング等から情状酌量の余地が与えられたとされている。

ただ、飯塚幸三氏が「事故」であったのに対し、今回のチー牛ジョーカーによる犯行は「明確な殺意を持って」「計画的に」行われた凶悪なものである。

同じように情状酌量が行われるとは限らない。

また、少年法で守られている対象でもなければ、不確定な容疑でもなく現行犯逮捕だ。これらのことからも大幅な減刑等が行われることは考えにくいと言える。

この記事の投稿後「仮に」#チー牛ジョーカークソコラGP が開催されようと、私の知ったことではないし、一切無関係である。

こんな弱小サイトの言うことを誰も本気にはしないであろうから、心配も無用であるが、この記事を読んだくださった方々には、記事で触れたような煽情的な情報を拡散するのは控えていただけたらありがたい。


被害者へのインタビューも、犯人の生い立ちに関しても、事件に関する芸能人の発言も、全てが「模倣犯」の原動力となるであろうことを忘れないでいただきたい。




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