自分の主張を書きすぎた。
筆者は午前中、デスクに向かいながらそんなことを考えていた。
そもそも、このサイトの開設時の謳い文句である「様々な業界のライターが〜」という目的を達成できていない。
女議員秘書のNには、記事を催促したら半ギレされたし、医師のHは電話に出やしない。●●省の●君に至っては自分のことを棚に上げ「あんな書いてて暇なんですか?」と言い放った。
念の為言っておくが、この執筆ペースでも本当にギリギリだし、隙間時間に書いているのと、私が自分で言うのもなんだが速筆で一記事30分〜1時間で書き上げているからであって、けして暇で書いているわけではない。
なぜ本題に入る前にこんなに色々と書き連ねているのかというと、今回の記事は完全に息抜きのような記事であり、読んでも何もためにならないものであるため、言ってしまえばその言い訳である。
ようは、書くの疲れたから好きなことを書かせてくれということだ。
……と、いうわけで始まりました!
永田町霞が関グルメ日記第一回!
記念すべき第一回は参議院会館食堂にて!
何故ここを選んだのか?
答えは簡単!私が今日ラーメンを食べたかったからであり、映えだの「ここを第一に紹介したい!」だのそんなことは一切ない!
それならもっと場所がある。
用事があって、来たのでふらっと寄って
「あっ、今日の昼飯記事にしちゃえ」
という、それだけである!
議員会館は衆議院第一、第二、そして参議院会館と、3つあり、それぞれにメインの食堂が付設されているが、中でも美味しいのがこの参議院会館である。
衆院が月〜金までやっているのに対し、参院は木と金しかやっていないが、その代わり国会の食堂と同様、美味い寿司ランチが安く食べられる!
だが!今日の私の目的はラーメンだ。
ラーメン自体はだいたいの食堂にある。もちろん衆院にもあるし、国会内にもあるが、私はこの参議院ラーメンが好きなのだ。
正直、国会内のラーメンはイマイチだし、衆院も片方はイマイチで、もう片方はリニューアルによって半熟卵が乗っているような今風の味が濃いラーメンに変わってしまった。
そんな中、参議院ラーメンは「昔ながらの中華そば」を貫いている。
めちゃめちゃ美味いのかと言われたらそうではない。いや、むしろ今まで食べたラーメンの中で両手の指にも入らないであろう。
しかし!このシンプルさ!飾らなさ!疲れたとき、この味に帰りたくなるのである。
ウダウダ言っていても、実物を見なければ、皆さんにはどんなものだかわからないであろうから、ご覧いただこう(と言ってもサムネで見せているのだが)
館内の様子に関してはあまり写真を載せると怒られそうなので、文章から想像していただきたい。
食品サンプルが並ぶショーウィンドウを横目に、入り口のカウンターで注文し、食券をいただく。
アクリル板で仕切られた(安心!)席につくと、店員さんが水を持って、食券を回収しに来る。
待ち時間はそれほど長くなく、5分程度でラーメンが運ばれてきた。
THE 中華そば!
薄切りのチャーシューにメンマ、そしてナルトにほうれん草……そして海苔!
この参議院の参が印刷されているクソダサい海苔!これもまた何とも愛らしいではないか。
東京にあるラーメンはどれも凝っていていけない。いや、どこもとても工夫が凝らされていて美味しいのだが、逆にこのような「なんの変哲もない」昔ながらのラーメンがなかなか食べられないのである。
……それでは一口(書いているときに食べているわけではないが)
これだ。これ。
期待を裏切らなければ、別に予想を越えてくることもないこの味。
具材達が互いに主張し過ぎることもなく、一つに団結し、次第点をしっかりと維持している。
まるで、公明党の選挙時の動員のようではないか(ようではない)
実際、たまに茹で具合が悪く、麺が柔らかすぎることがあるため、今回は外れに当たらずありがたい。
あっさりとした醤油スープが、疲れた体に染み渡る。
椅子にもたれかかり、ほっと息を吐くと、なんだかここが永田町などという薄汚れた町ではなく、静かな郊外の一角のような気がしてくる。
あぁ、やだなぁ、こんな町。なんでこんなところにいるんだろう。自分、沖縄に帰りたいさー……
と感傷に浸っているのもつかの間、さっさと戻らなければならない。
参院会館の方が衆院よりも少し遠いのでなおさらだ。
ソシャゲのログインボーナスだけでも取得しておこうと思ったが、以前ここで「ウマムスメ!プリティーダービー」と音を漏らしてしまったことの反省からやめておく。
食堂を出てすぐ隣にあるセブンイレブンに入り、栄養ドリンクと軽い菓子を買った。
ここも普通のコンビニとは違い、色々な関連グッズが売っていて面白いのだが、今回は紹介を割愛させていただく。
このままパフェでも食べに行ってしまいたい気分だが、そんな訳にはいかない。栄養ドリンクをぐいと飲み干し、歩き始める。
早く帰って雀魂でもやりたいなぁ……
……完全にただの日記だ。
これは需要があるのだろうか……
答えは読者の皆様が出してくれることだろう。
……なんとなく予想はつくが。
明日からはまた真面目に記事を書かせていただく。
ちなみに、皆さんにもぜひおすすめしたい参議院ラーメンであるが、一般の方は会館や国会内の食堂を利用することはできない。
議員や秘書と知り合いになり入れていただくか
または、自らが議員もしくは秘書、国家公務員等になるのもアリだろう。
ぜひ、参議院ラーメンのために頑張っていただきたい……と言いたいところだが、せっかく入れたらまずは寿司を食べることをおススメする。
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