選挙へ行こう!
と叫ばれるこの時期、炎上してしまいそうな記事を書くことをどうかお許しいただきたい。
以前当サイトで紹介した芸能人達による怪しい投票呼びかけプロジェクト「VOICE PROJECT」を始めとした投票の呼びかけや
【参考】https://japan-politics.com/archives/168
投票したら替え玉が無料になるだの、酒が一杯無料になるだのといった「選挙割」だの、あの手この手で投票率を上げようと躍起な方々達がいる。
正直に言わせていただこう。そんなものに釣られて投票に行くくらいなら……
投票に行くんじゃない
「好きな芸能人が投票行けって言ってるから〜」
「投票行けば〇〇が無料になるから〜」
VOICE PROJECTの件でも触れたがそんな連中が、ろくに政策を判断できるわけがないだろう。
そういったキャンペーンをきっかけとして「政治を知らなきゃな」と深く調べる方がいればそれは良いことであろうが、おそらく9割方そんなことはしない。
懸賞が趣味の主婦が、転売目的でよく知らないソシャゲのキャンペーンに応募する時に、適当にそれっぽいことを書き連ねるのと同じで、何か手軽な見返りがあるものに対して真剣に考える者などほとんどいないであろう。
名前をだすのもおぞましいし、話題にもしたくないが、あのへずまりゅうとかいう存在価値が0に等しいどころか社会にとってマイナスしか生み出さないであろう害悪YouTuberでさえ、先日の参院補選では6809票の得票を得た。
スーパークレイジー君などというイカれた半グレのような者も、当選取り消しになったとはいえ、ベッドタウンの戸田市で市議会議員に当選した。
その他にも、NHKなんたらの当選例などなど……どう考えてもバッジを付けるのに相応しくないであろう者達の当選が近年度々起こっている。
何故、そんなことが起きるのか。
簡単だ。
馬●が選挙に行くからである。
先日、Twitterで「誰にも投票しない奴よりへずまりゅうに投票した奴の方が偉い」といった旨のツイートを見たが
な訳ないだろう。
選挙は遊びでも何でもないし、その投票券は不要なレシート感覚でポンポン放り込むものでもなければ、替え玉の食券でもない。
「入れられたんだえらいね~」
となるのは幼児のおもちゃ箱と運動会の玉入れくらいである。
最近、SNSや民放などでよく目にするが
「投票」という行為をすること自体を「偉い」「義務を果たした」かのように扱う風潮はいい加減にやめていただきたい。
はっきりさせておくが、投票に行くことは偉くもなんともない。当たり前だ。
逆に18にもなって、「政治に一切興味がありません」「選挙なんて行きません」なんて人間が本来異常であることに気付くべきだ。
そういった方々が世論に流されて投票に行くことになろうが別に褒められたことでも何でもない。
元々、しっかりと考え、投票に行っている方なんていくらでもいるのだから。
ヤンキーがたまに花瓶の水を取り替えただけで普段の非行を忘れて褒めたたえているのと同じだ。
むしろ、流されて投票し、前述のような訳のわからない候補に入れているような連中は、花瓶にコーラをそそいでいるのと同じだ。何もしないよりよほどたちが悪い。
選挙とは国や自治体、ひいては国民の未来を決めるものであって、ろくに考えずに遊び感覚で投票するくらいなら投票しないほうがマシだ。
もし、「私は国の未来を真剣に考えてへずまりゅう候補に投票したんです」
という方がいたら名乗り出てほしい。
言っちゃ悪いが、あなたは相当な阿呆だ。
それも手遅れレベルの。
一度ルワンダの国境でマウンテンゴリラと相撲でもとってくるか、38度線を奇声をあげながら全裸で駆け抜けてくるといい。
きっと来世はもう少しマシな頭脳に生まれ変われることだろう。
今ですら普通選挙が当たり前になっているが、これは紆余曲折の後、やっとの思いで当時の国民が手に入れた最大の権利である。
遊び半分で適当に投票する者が増えれば、はたして普通選挙制というもの自体が正しかったのかどうかさえ、怪しくなってきてしまう。
ぜひ、芸能人のため、選挙割のために投票に行くのではなく、自分のため、国のためとよく考えた上で投票に行っていただきたい。
自分一人くらい適当に入れても、自分一人くらいネタに走っても……そうお思いかもしれないが、残念ながら現在のこの国には同じように考える●鹿が大勢いる。
一票というのはそういった方々が考えているよりもよっぽど重要なものなのである。
故に万が一、選挙について
「わかんねー」
「調べる気もねー」
「適当に面白そうなとこに入れよう」
「何か良さげなこと言ってるとこに入れよう」
と思っている方が、いないと思うが、当サイトを読んでいる方の中にいるとすれば、いっそ投票に行かないでいただきたい。
そして投票に行く方は、よく調べ、考えていただきたい。
戦後これまで、何故日本はあの焼け野原から発展してこれたのか。
今もなお、安全な国として平和を享受できているのか。
自由だの平和だのの危機が叫ばれたことはあったが、実際に国内からその危機は生まれたことはあったか。
本当に平和を脅かすもの、そしてそれから私達が身を守るためにはどうすればよいか。
この現状は「当たり前」じゃない。先人達の尽力によって積み上げられてきた「今」なのである。
今まで国民に選ばれ続けてきたものには、必ず理由がある。
歴史を振り返れば、どこに投票をすることが「日本」のためになるか、おのずとわかってくるはずだ。
その結果、どこに投票するかは私の与り知るところではない。
最後にもう一度だけ言う。
遊び半分で選挙に行くな!
以上。
※当記事はあくまでも個人の意見に基づいたものであり、いかなる団体とも関係ございません。特定の政党に投票を促す意思もないことをご了承ください。
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